「フォルマシオン・ミュジカル」という新しいソルフェージュ
日本のソルフェージュというと
「リズム」をたたいたり、「譜読み」の練習、先生がピアノを弾いて書き取る「聴音」などが主流です。
今日受けてきた講座は「フォルマシオン・ミュジカル」という、フランスの文部科学省が制定している教育システムです。
日本のソルフェージュと大きく何が違うかというと、
大作曲家の作品を教材として取り上げ、読譜、リズム、音程練習、移調練習、楽曲分析、音楽理論、音楽史、即興、歌唱など、いろいろな角度からのアプローチしているところです。
通常ピアノのレッスンでは、生徒のみなさんが練習するべき宿題を私が出し、
それを1週間かけて練習してきた結果、ちゃんと弾けてるか、間違いはないか、抑揚はついているか表現できているかなどチェックします。
間違いがあればそれを正し、良く弾けないところは練習のしかたを指導します。
レッスン時間の大半はピアノを弾くことに時間を割きます。
そして生徒ちゃんが練習不足でやって来たら、そのフォローで時間を費やしてきました。
でも・・・・
それでは楽しくないんです、私も生徒ちゃんも。
練習しなければ弾けるようにならないけれど
弾けるようになるために、畑でいうと野菜をつくるための「土作り」が音楽でいう「ソルフェージュ」なんです。
ソルフェージュがしっかりできているとピアノは弾ける。
実は、私自身が音大に行くためのソルフェージュをやってきたので、
今日の講座は目からうろこが落ちる思いで受けてきました。
今までのレッスンでの「ソルフェージュ」を進化させる必要がある、と気持ちも新たにしています。
「音楽の総合力」を身につけなければピアノは上手にならないし、
練習の意欲もわかない・・・・
セミナーに行って勉強すれば
昨年から積極的にセミナーに行っているので、今新しい知識や情報で頭の中がパンパンになっています。
でもインプットできてもアウトプットできなければ何にもならないので、
これからは徐々にレッスンに反映していきます。
昨日のセミナーの様子です♫
関連記事
-
-
ペースメソッドの勉強会に参加しました
ピアノのレッスンに求められていることとは? ペースメソッドの勉強会は、 「これを …
-
-
脱力セミナー
ピアノを弾く「手」のために ピアノを弾くための「脱力」とは、無駄なチカラを入れな …
-
-
レッスンでグッズを使う理由
なぜ今、レッスングッズなのか? 私が子どものころ、ピアノのレッスンで何かグッズを …
-
-
大切な勉強会
ピアノ教室の「経営」について 私が最も大切にしている勉強会が、益子祥子先生のホー …
-
-
卒業コンサート
益子祥子先生のホームセミナー最終回 益子祥子先生主宰の「レッスン運営編」「レッス …
-
-
ピアノを弾くためのからだについて
脱力して動かす レッスンをしていると、子どもたちはとても身体が固いです。 もとも …
-
-
今日は「児童音楽コンクール」
小学生のためのピアノコンクール予選です 今日は、倉敷市玉島市民交流センターでピア …
-
-
◆京都◆【真冬のクリエーション講座】
1歳さんからのレッスンに役立つ講座 親子のふれあい遊びや手あそびなど、1歳さんか …
-
-
倉敷音楽協会の総会で
児童音楽コンクール 4月11日、私が所属する「倉敷音楽協会」の総会がありました。 …
-
-
クリスマス・ジャズコンサート
ジェイコブ・コーラーさんのクリスマス・ジャズコンサート 私のピアノ人生の大半は「 …