ピアノ講師として最高の瞬間②
私がピアノ講師になり初めて指導したMちゃんは、
私の恩師が小学校5年生まで指導した生徒さんでした。
私にとっては「1番弟子」です。
恩師の指導ですでに基礎は身についていましたが、さらに深くピアノのテクニックと音楽性を磨くべく、私のもとに習いにくるMちゃんに、
「しっかりレッスンしなくては!」と私は大変意気込んでいました。
私のもっているもの全てを教えるつもりで全力でレッスンをしました。
そしてMちゃんは出した課題をきっちり練習してきました。
「これだけできるんだったら、もう少し」と宿題をさらに増やしてもちゃんと一週間でやってきます。
だからドンドン宿題や教える内容が増えました。
高校生になった時、
Mちゃんは東京芸術大学の作曲科を目指すことになりました。
そしてとうとう合格して、日本一の音楽大学である「東京芸術大学」の作曲科に進学することになったのです。
私の元から旅立ち、最高峰の大学で勉強したMちゃんに私は追い越されてしまいましたが、1番弟子の成長に喜びは隠せません。
大学で東京に行ってからは帰省すると訪ねてくれましたが、私が結婚で倉敷に移ってからは年賀状のやりとりくらいでした。
そんなある日、岡山でライブをするというので招待されました。
曲はMちゃんの作曲・編曲したものばかりです。
私は少し緊張してライブ会場に行きました そしてMちゃんがプロの作曲家としてデビューする場に居合わせることができました。
演奏を聞きながら、小学校6年生からレッスンした思い出が走馬灯のようによみがえってきます。
指導者として最高の瞬間でした。
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