負けず嫌い
2015/03/13
一生懸命がんばる気持ちを持つきっかけとして、
「負けず嫌い」ということがあると思います。
それは「できない自分に負けたくない」ということだったり、「まわりの友達に負けたくない」ということだったりします。
以前テレビの番組で、「今は運動会で走る競争に順位をつけない」と聞いたことがあります。
それは、あまり走るのが得意じゃない子どもに配慮してのことだとか・・・
幸いなことに私の3人も子どもたちが出た運動会は、ちゃんと競争して順位を争うものでした。
ところが長男は運動が苦手なタイプ。
運動会で息子の走る前になると「ビリにはならないで~!」と祈るばかりでした。
でも勉強の成績はよかったので、スポーツでは負けるけど「勉強で負けないぞ!」とがんばりました。
私は常々、「負けないぞ!」という気持ちは人を伸ばすと思っています。
レッスンでも生徒さんたちに上手になってほしくて、
「負けないぞ」というきもちを持ってもらえるよう、さりげなく実践しています。
もちろん「ピアノの上達」は競争ではないので人それぞれですが、 たとえば同級生で仲の良いお友達同士でレッスンに来ている場合、練習ができていないCちゃんに、
「Cちゃん、もう少しでこの本が全部終わるけど、最後の方はむずかしいよね。練習が大変?」
「うん」
「そうか~・・・。そういえばFちゃんがCちゃんがもう本が終わったか気にしてたよ。Fちゃんはあと二曲でCちゃんに追いつくってがんばってるから」
「え?」 となって、Cちゃんはもう、おしりに火がついて Fちゃんに抜かされたくないからガンバルガンバル!!
それからというものCちゃんはレッスンに来るとまず、 「先生、Fちゃんは今どこやってるの?」と聞くようになりました。
Fちゃんにも「CちゃんがFちゃんがどこやってるか気にしてたよ」と言うと 「ン?そう?それはがんばらなくっちゃ!」 となって
二人は「いいライバル関係」にあります。
でも仲の良いお友達です。
発表会では「友達連弾」で演奏しました。
微笑ましい二人がお互い切磋琢磨し上達するのが楽しみです。
関連記事
-
-
1歳〜2歳のリトミック
今日はYちゃんとHくんのリトミックのようすです 最初は「ごあいさつのうた」でお返 …
-
-
導入の指導はゆっくりじっくり、いろんなアプローチで
「音楽」の基礎の基礎を0歳から4歳で築く 首がすわった3か月ころからレッスンを始 …
-
-
ベビーリトミック in 京都
本当に大切な1歳までの刺激と成長 リトミックが子どもたちの成長にどんなに大事かを …
-
-
新しい教本が仲間入りしました
2才、3才のレッスンで使う新しい教本を導入しました。 とっても楽しい、わかりやす …
-
-
アンサンブル曲の合わせ練習
10月からいよいよ始まります! 各グループごとに1時間の合わせ練習です。 全員が …
-
-
バスティンピアノパーティーB終了です
K君が二冊目の教本を終了しました。 最後の曲は「聖者が町にやってくる」です。 K …
-
-
子育てを終えた今だから言えること
4歳までの大切さ すでに3人の子育てを終えた今、4歳までの子育ての大切さを日々感 …
-
-
2歳になったらたくさんの音楽的刺激を!!
2歳は将来を左右する大事な時期 2歳になると歩くなどの運動能力も発達し、少しずつ …
-
-
新年のレッスンが始まりました
今日から発表会に向かって ソロ曲と連弾曲を全員に渡しています。 小さな積み重ねで …
-
-
目指せ!世界中の音楽を!!
ピアノレッスンの主流は ピアノのレッスンをする上で大きな主流となるのが「クラシッ …
- PREV
- Yちゃんのレッスン
- NEXT
- ピアノ講師として最高の瞬間①










