言葉に出す、ということ
2017/07/07
もはや「孫弟子」のとき・・・・
私は平静元年に結婚して倉敷でピアノ教室を開きました。
当時の生徒さんたちはすでに大人になり、子どもを連れて会いに来てくれたりします。
子どもにも時々ピアノを弾いて聞かせているそうで、
そのようなピアノのある生活の中で彼女が母親業をしていることを
とてもうれしく思います。
今の生徒さんたちも、お父さんやお母さんになったとき、
生活の中に「音楽」がありヒット曲や、
映画を見て感動したらその主題歌を「弾きたい!」と思ったとき、
弾けるチカラをつけてほしいと思います。
レッスン中に「無理!」「できない!」「だめ!」と言う
「思考は行動を左右する」と聞いたことがあります。
「できな~い」といった瞬間、脳はできない方向にシフトするので、
できません。
逆に思っていないけど「できる!」と言葉にすることで
できるように行動するので、できるようになるんですね。
レッスン中も「無理」や「できない」という生徒さんは
すでにその言葉を発した時から「できない」方向に自分を向けているので、
そこを修正することがレッスンのスタートになります。
指導者の私から見て、絶対できるのに「できない」と言う・・・・
だから、まず「できない」「無理」の言葉を言わないようにすること。
この約束を守ったらどんどんできるようになってきました。
最近めきめき伸びているKちゃん、
今日のレッスンで「好奇心旺盛な」Kちゃんを指導した時、
「この部分ちょっとひっかかるね。難しいからここばかり何回か練習してみようね」
と私が言うと「ん!」と言って弾き始めます。
これですね。
「やだ~」とか「できな~い」と言わないで「はい!」と言ってするこの素直さ。
これがピアノだけでなく、すべてにおいて伸びる要素です。
でもそこは子ども。
大人が思うようにはいきません。
私ができることは少なくとも、ここ「さくらんぼピアノ教室のレッスン室」では
使ってはいけない言葉があります。
それは、「できない」「無理」「だめ」という言葉。
私がそう言うと、ほとんどの生徒さんが不思議と言わなくなります♬
ピアノのことだけじゃなくて、学校の勉強や友達関係にも
同じような気持ちでいてほしいなと思います。
関連記事
-
さくらんぼピアノ教室だより6月号
グループレッスンについて 昨年、希望者で行っていた「異年齢によるグループレッスン …
-
来年度に向けての準備①
今週末には3月ですね さくらんぼピアノ教室では、4月から3月までを1年としていま …
-
教室だより2月号を渡します
教材の申し込みやかるた大会について 2月号では、3月の「音楽かるた大会」について …
-
導入の指導はゆっくりじっくり、いろんなアプローチで
「音楽」の基礎の基礎を0歳から4歳で築く 首がすわった3か月ころからレッスンを始 …
-
レッスンの研究
私の短い教職在職中にもありました 私は音楽大学卒業後、公立中学の音楽科の教員にな …
-
生徒さんたちに寄り添っていく
大事な10年間 さくらんぼピアノ教室に入会される生徒さんたちの年齢は2歳~6歳の …
-
今年最初の目標
ピアノ・ステップ 発表会が終わり年末年始を過ごし、まず今年最初の目標となるものを …
-
2019年度 レッスンノートができました
練習のサポートとして 練習は、ただ回数や時間をたくさんすればいい、というわけでは …
-
さくらんぼピアノ教室秋の生徒募集~♫
3歳~6歳までのお子様をお持ちのお母様へ さくらんぼピアノ教室では「絶対音感」を …
-
ペースメソッドの勉強会に参加しました
ピアノのレッスンに求められていることとは? ペースメソッドの勉強会は、 「これを …