乳幼児の発達とレッスン
乳幼児とは?
児童福祉法でいう乳児とは、「満 1 歳に満たないもの」
幼児とは、「満 1 歳~小学校の始期に達するまでのもの」です。
レッスンを始める年齢がだんだんと早くなってきていることで
「音楽」がどの年齢にどのような効果があって、
効果的なレッスンを展開するにはどうしたらいいか、
ということを追求していくと、
生後 3 か月から「音楽」を効果的に使った、良い成長を促すレッスンを知ることとなりました。
そこで、先日の「ベビーリトミックコース」の新設に至ったわけですが、
今日は 3 歳児の持つ可能性がどんなにすごいかを教えていただきました。
石黒加須美先生は、あらゆるメソッドを勉強されて、いろいろな角度からレッスン展開されています。
石黒先生が出版された本です。
たくさんの生徒さんをレッスンされ、乳幼児の特性を踏まえた上での「効果的なレッスン」を書かれています。
そして、この本をもとにしたセミナーがあり、私は約1年間、月 1 回大阪まで通って勉強してきました。
その中で、「3歳だからまだこれは無理だろう」とか「もう少し大きくなってやろう」と思っていたことが、
「3歳の特性」を知ることにより、大人の頭で判断していたことを深く反省することになったのです。
パターン認知力
大人ではかなわない3歳児の能力に、「パターン認知力」があります。
この「パターン認知力」を利用しないで読譜のレッスンをすると、
将来「音を数えて読む」ようになってしまいます。
毎回毎回、音を数えなくてはわからない状態だと楽譜を見るのが苦痛になります。
この「パターン認知力」が最高潮に達するのが 3 歳です。
こんなにすばらしいチカラを 3 歳は持っているんです!!
この時期に大事なことを教えると、3歳の幼児には「すと~ん!」と落とし込めるんです。
今、さくらんぼピアノ教室には 3 歳の生徒さんが3名います。
これから「パターン認知力」を使って「読譜」につなげるレッスンを
少しずつ展開していきます。
適宜教育
「音楽」は人間の持つ根本の能力であり、だれでもが持っているものです。
そして年齢にあった内容を教えることを「適宜教育」と言います。
生後 3 か月のベビーちゃんにはベビーちゃんなりの、1 歳の幼児には1 歳なりの
その時にふさわしい方法と内容のアプローチの仕方があります。
指導者がそれを知らずに画一的なやり方でレッスンすると、
あ~、難しい! と 練習嫌い、音楽嫌いの子どもになってしまいます。
「音楽は楽しいもの」
そういう子どもに育つためには、
適宜教育で「ぴったり合ったレッスン」を受けてほしいと思います。
そして、幼児の特性を知れば知るほど、
「音楽って成長に重要な要素をいっぱい持っている」と実感します。
2歳でも、1歳でも早いということはありません!
逆に、「脳の発達」を考えると、生後 3 か月から始められます。
このブログを読んで「はっっ!」と思ったお父様、お母様、
是非是非、早いうちから「良い成長を促す音楽」をお子様に与えてあげてください!!
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